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CROSS TALK

1年目座談会

学生のみなさんにいちばん立場の近い、入社1年目の社員たち。
2019年に新卒入社した同期5人が、本音でNTTファイナンスを語ります。
なぜ志望したのか、実際に仕事をしてみて感じることとは何か。
いいところも、「ここはちょっと」というところもすべて正直に。
NTTファイナンスのリアルを感じてください。
(この座談会は2019年12月に行われました。所属は取材当時のものです。)

伊藤 優希

財務部 グループファイナンス部門
政治経済学部 経済学科 卒

河瀬 哲郎

法人営業部
政策学部 政策学科 卒

田代 桃子

クレジットカード事業本部
カード営業推進部
法学部 政治学科 卒

寺田 聡

ビリング事業本部
東京総合料金センター
経営学部 経営学科 卒

西村 春菜

グローバル事業部
グローバル事業部
海外NTTグループ営業部門
経営学部 国際経営学科 卒

「ほかにはない」がいくつもある。

河瀬 入社動機としては、リースを主業としながらも事業が多岐にわたっているから、いろいろなことを経験できて社会人生活を充実したものにすることができると感じたからだね。あとグローバル化に非常に興味があって、NTTグループの世界進出を金融面で支えていける、そういったチャレンジングな環境に惹かれたんだ。

寺田 事業領域がいくつもあるのは心強いよね。世の中の動きがすごく速い時代だからこそ、強みは多いほうがいい。会社の独自性や将来性にもつながると思う。

田代 私は両親が金融系だったから、この業界に興味を持った。だけど金融系の会社って、差別化がどんどん難しくなってるでしょ。だから私にとっては、「NTT」って社名についていることが大きなポイントだった。その信頼感が、これからはますます必要とされるはずだから。

伊藤 NTTグループの中で選ぶなら、はじめは通信系かなと思ってたんだよね。ただ、「NTTグループ」の「通信系」っていっぱいある。一方で、「金融系」となるとここ1社しかない。そのユニークさがだんだん魅力的に見えてきて。

河瀬 通信系に未練なし?

伊藤 通信系に入るんじゃなくて、支える側に回るのもいいかなと。

西村 私もその「支える」というポジションがよかったな。たとえば事業展開に欠かせない融資を通じて、NTTグループもそうじゃない企業も幅広く支えていくことができる。大学でバスケ部のマネージャーだったんだけど、そういうサポート役が自分には向いていると思ってたし。

河瀬 お手本のような志望動機ですね。

西村 先輩にもそう言われた(笑)。

田代 事業でいえば、私はカード事業が魅力的だったな。国を挙げてのキャッシュレス化が進んでるけど、それでも日本の普及率ってまだ18%なんだって。逆に考えれば、それってNTTファイナンスにとってはチャンスだし。

寺田 リースという事業があること自体、企業研究をして初めて知った。新鮮だったな。こういう仕組みでビジネスって動いてるんだな、って。

河瀬 リースは本当に面白いよ。企業の設備投資にダイレクトに関わる仕事だからね。特定の商材を扱うわけではないし、企業によって求めているものがまるで違う。営業の時もお客さんの数だけアプローチ方法があって、重要な部分である「金融面でのサポート」でもあるから、責任の求められる、やりがいのある仕事だよ。商談相手が社長さんの時があって、緊張で声が震えたのは今でも覚えてるよ(笑)。

人のよさは、成長の速さ。

寺田 それから、人のよさもやっぱり大きいよ。インターンシップに参加したんだけど、メンターだった先輩社員がすごく丁寧に教えてくれる人で、こういう人と一緒に働きたいって本気で思った。

伊藤 それ、僕も感じた。セミナーで会う先輩がみんな優しい。NTTファイナンスにはブラザー・シスター制度があるけど、「こんな先輩が1対1で教えてくれるんだ」と思うと、ますますいい制度に見えてくる。

西村 入社してからもその印象が変わらないのがすごいよね。わからないことを聞きに行くと、どんなに忙しそうでも手を止めて答えてくれるし。

田代 質問になってないことまで先回りして教えてもらえたり。

河瀬 でも、何もかも教えてしまうんじゃなくて「どうしてこうなるかは自分で考えてみて」って言われることがある。本質的なことは、ちゃんと自分でたどり着いたほうが身につくからだよね。教え方のバランスがいいなあと思う。僕がいる法人営業部では、新人のために先輩が週一で勉強会を開いてくれていて、すごく助かってる。

西村 金融の知識とか、入社するまでわからないもんね。そこはすごく心配だったけど、先輩とのいい人間関係があって、その中で教わることができてホッとした。

伊藤 僕も不安だったのは最初の1か月くらいで、ゴールデンウィークが明ける頃にはけっこうリラックスできてたと思う。それもシスターとしてついてくれた先輩のおかげだと感じてるよ。

田代 同期も仲いいよね。全員でバーベキュ―やったり。

河瀬 僕が某テーマパークに誘った時は5人しか来なかったんだけど。しかも女子だけ。しかも全員遅刻。男子はテーマパークに興味ないのか!

伊藤 興味あるけど、彼女と行くから。

河瀬 ……。

伊藤 それに今、会社の制度を使って簿記2級の通信講座を受けてて。けっこう休みも勉強に充ててるかな。

田代 私もパワーポイントの講座に通ってるよ。

寺田 ……まあ、みんなで集まってもいいし、それぞれに過ごしてもいい。ちょうどいい距離感ってことだよね。

1年目から最前線へ。

田代 入社してみて思ったんだけど、NTTグループの会社同士って意外と関係がドライじゃない? 私はクレジットカード部門だけど、グループ会社が必ずうちと取引してくれるかというとそんなことない。ビジネスとしてのメリットやデメリットを考えた上で、グループ外のライバルと契約されちゃうこともある。けっこう冷静に判断されるんだよね。その分、事業としては鍛えられていくんだけど。

伊藤 グループファイナンス部門はその逆。グループ会社は基本的にNTTファイナンスから融資を受けることが多いんだ。

田代 そっか。部門によってぜんぜん違うんだ。

伊藤 いま僕は、グループ会社向け融資を一人で手がけてる。グループ会社のさまざまな資金ニーズに対応することもあって、まさにビジネスが動く最前線、って感じ。扱うお金も大きい。おかげで、ものすごい桁の数字でも、パッと見て金額がわかるようになってきた。

西村 私のチームは海外子会社の営業支援と、NTTファイナンスも出資してるグループの新しい会社を担当している。伸び盛りの分野の会社で、世界中で拠点が増えてるのね。「次はここに新しい設備投資をしたい」という意向に対して、出資者として分析して承認を出す。……のを、上司の隣で観察してる(笑)。

河瀬 観察ね(笑)。

西村 グローバル系の仕事って、めちゃくちゃ幅が広いんだよ。それこそ、金融商品だったら何でも、っていうくらい。NTTファイナンスってスペシャリスト集団のイメージだったけど、私の仕事はどちらかといえばゼネラリスト。その分、勉強しなきゃいけないことがすごく多い。だからまずは、しっかり観察することでスキルを学んで、1年後には自分の力で業務を回せるようになっていたい。最前線にいるからこそ、成長もきっと早いはずだと期待してる。

田代 私もまだまだ上司に同行してもらってるかな。NTTファイナンスは国内の主要なカード会社17社と直接取引があるし、VISAやmastercardといったブランド会社との連携もある。それがNTTファイナンスの武器でもあるんだけど、実際に多数のカード会社とやりとりするのはけっこう難易度が高い。主担当というポジションではありつつ、上司に頼る場面は多いね。

河瀬 僕も先輩社員との同行営業が多いけど、こないだ初めて一人で新規開拓をやってみた。しかも、それをきっかけに引き合いが来た。

伊藤 おお。

河瀬 まだ引き合いの段階だし、金額的には伊藤くんの手がけている融資に及ばないだろうけど。ただ、1年目から戦力として動けているのはうれしいし、いずれは金額だって膨らませたい。法人営業って、1人で支店ひとつ分の売上を持っている人がいるくらい、スケールの大きなビジネスのチャンスがあるから。

寺田 1年目の過ごし方でいえば、僕のいるビリング事業部がいちばん独特なんじゃないかな。コールセンターでの研修だから。料金センターでのOJT研修を行っていて、コールセンターの業務も経験しているよ。

西村 コールセンターって、通信料金についての問い合わせなどを、個人のお客様から受け付けるところだよね。未知の世界だ。

寺田 最初にびっくりしたのは、とにかく規模が大きいこと。僕が研修をしたコールセンターだと、100名近いコミュニケーターさんがいる。それに他のコールセンターの様子も研修の一環で見せてもらったけど、センターによって雰囲気が違うと知ることができた。マネジメントの少しの違いで取り組む姿勢なども変わってくると感じた。そういう点は確かに現場でなければ学べないし、研修の意義を実感した。この経験がきっと、これからの仕事に活きてくると思う。

田代 部門によって、本当に違うんだね。話してみないとわからないことも多いなあ。

寺田 そこがちょっと問題なのかなとも思う。事業領域が広いから仕方がないけれど、お互いの仕事を理解しにくい。それに、せっかく新しいアイデアが出てきても、意思決定まで意外と時間がかかる。

西村 うん。決裁が下りるまでのフローは確かに長い。そこが改善されるといいよね。

河瀬 じゃあここで、法人営業ならではの視点でひとつ共有。

伊藤 なに?

河瀬 品川駅から本社まで、意外と遠い。

田代 そうかなあ。

西村 近いけど。

河瀬 営業って外出が多いでしょ。品川駅との往復も増える。すると、だんだん遠く感じるようになる。

寺田 なるほど。

学生のみなさんへ。

河瀬 僕がNTTファイナンスを学生のみなさんにお勧めするとしたら、やっぱり事業領域の広さを挙げるかな。自分に合った仕事が見つかりやすいし、さまざまな業務に精通したゼネラリストも、ある分野を極めるスペシャリストも目指すことができる。つまり、キャリアプランが立てやすい。それに、福利厚生や研修制度も整備されていて、働きやすいし、成長しやすい。仕事とプライベートの両方が充実する。

田代 ……ほとんど全部言われた気がする。でも、事業の広さは本当に魅力的だと思う。一口で言えば「金融業界」だけど、NTTファイナンスならさまざまな関わり方ができる。

伊藤 事業のひとつひとつも濃いからね。まだ1年目だから自分がいる部門のことしか話せないけど、グループファイナンスは動かす金額も大きいし、グループ全体の動きを見通せるという醍醐味がある。

西村 私はやっぱり、人のよさを伝えたいな。実を言うと、入社前にいちばん不安に思っていたのが人間関係。それまでも先輩社員に会う機会はあったし、もちろん温かい雰囲気も感じてはいた。でも雰囲気なんて、配属先によってぜんぜん違うんじゃないかなと思って。ところが、OJTでいろんな部門を回ってみたら、どこも同じ温かさだったんだよね。一人ひとりをしっかり見て、それぞれのビジョンに寄り添うようにして教えてくれる。

寺田 研修中も、ふだんの仕事中も、「ちゃんと育てよう」という想いが伝わってくるよね。フォローも手厚いし、本当に人を大切にする会社だと思う。僕がそうだったように、インターンシップや説明会に参加すると、その社風がはっきり感じられるんじゃないかな。