MY CAREER STORY

JUNYA SAKO

財務事業本部 アカウンティング部
2008年入社 商学部 貿易学科卒

営業から資金調達へ。グループ会社へ。
そして、分社化という大プロジェクトへ。
多彩な経験を振り返れば、未来への自信がそこにある。

2年目
通い続けることで築いた信頼関係。営業スタイルの基本が生まれる。

銀行などの金融機関を中心に回っていた就職活動。その時にリースという業界に触れ、NTTファイナンスを知りました。リース事業やクレジットカード事業をメインにしながらも、融資などのさまざまな取り組みを行なっている点に、銀行とは違う魅力を感じました。また、若手のうちからクライアントの経営層に近い方々と接点を持てることも、自分の成長につながるはずだと期待しました。ところが入社2年目の2009年、リーマンショックの影響で多くのクライアントの業績が下降。私はちょうど本格的に営業活動を始めたところでしたが、なかなか新規の案件がありません。それでも、自分の業績につながるかどうかは関係なく、お客様のもとへ定期的に訪問し続けました。その時に信頼関係を築いたお客様が、のちに業績が回復した際、私のメインユーザーになってくださったのです。私の営業スタイルの基本を形作った出来事でした。

5年目
財務部(現財務事業本部)へ異動。金融機関で働く面白さを味わい、貴重な経験を積む。

4年間の営業活動を経て、資金調達をメインとする財務部(現財務事業本部)に異動しました。銀行借り入れのほか、CP(コマーシャルペーパー)や社債の発行など、資金調達の実務を担当。金利で商売する会社にとっては「仕入れ」にあたる資金の調達を、いかに低利に、安定的に行い、収益に貢献していくかを考えながら取り組んでいました。中でも、ALM(アセット・ライアビリティ・マネジメント=資産負債の総合管理)業務を担当したことで、金融機関で働く面白さを存分に味わうことができました。資金調達の実務を行う上では、会社のB/S(賃借対照表)をよく理解する必要があり、その経験を入社5年目に積めたことは、自分にとって大きな財産だったと感じています。

10年目
NTT都市開発へ異動。NTTファイナンスで培った、資金分野のノウハウを発揮。

グループ会社であるNTT都市開発へ資金担当として異動しました。NTT都市開発は2019年1月に上場廃止。それに伴い、過去に発行していた社債をNTTファイナンスへと承継するプロジェクトへ参画しました。承継にあたっては、社債を保有する投資家に、債務者がNTTファイナンスへ変わることを認めていただかなければなりません。丁寧な説明を心がけましたが、何よりの説得材料になったのはNTTファイナンスが持つ国内最高水準の信用格付でした。NTTファイナンスで培った資金分野のノウハウをグループ会社で発揮する機会に恵まれたことは、自分にとって素晴らしい経験になりました。

13年目
NTTファイナンスへ復帰し、分社化という巨大プロジェクトに挑む。

NTTファイナンスへ復帰。会計担当として、リース・グローバル事業の一部を分社化するプロジェクトに着手しました。まずはNTTファイナンスのB/Sから、関連する資産や負債などをNTT・TCリースへと移管。その後、2社による業務体制を早急に整える必要がありました。私が直面したのは、限られた人員で2社の決算業務を同時に行わなければならないという課題。業務の効率化や外部資源の活用を試み、無事に乗り切ることができました。NTTファイナンスに復帰してすぐ、このような責任のあるプロジェクトに参加し、クロージングまで手がけられたことは、会計担当としての今後につながる大きな自信を与えてくれました。

AND NEXT....

支店での営業に始まり、資金調達業務、グループ会社への異動、そして分社化プロジェクトへの参加……入社以来、本当に幅の広い業務を経験し、多くの学びを得ることができました。そして今また、新しい部門での挑戦が始まっています。まずは、財務会計部門で仕事をすることの面白さを見出したいと思っています。これまでがそうだったように、この仕事もきっと、将来の自信につながっていくはずですから。