Crosstalk

若手が語る
「成長と未来」

写真:対談者集合

Crosstalk

若手が語る
「成長と未来」

第一線で活躍中の若手社員たちも、最初から一人前だったわけではありません。 新人時代の奮闘から、成長のきっかけとなった出来事、その成長を支えた環境など、 いまだから語れるこれまでとこれからを明かします。

※この座談会は2022年12月に行われました。所属は取材当時のものです。

Profile

村上祐紀の近影

Yuki Murakami

財務事業本部
アカウンティング部
財務会計部門
単独決算担当
2017年入社
法学部 政治学科 卒

【志望動機】

大きなきっかけとなったのはインターンシップへの参加。事業理解を深めると同時に、「一緒に働きたい」と思える社員たちとも出会った。面接を重ねていく中で、自分のやりたいことがしっかり受け入れられる会社だと確信。

【仕事内容】

NTTファイナンスの単体・連結決算業務を実施する一員として、グループファイナンスに関する問い合わせ対応、勘定科目残高の確認、会計監査対応などに取り組む。

西村春菜の近影

Haruna Nishimura

財務事業本部
グループファイナンス部
資金管理部門
決済企画担当
2019年入社
経営学部 国際経営学科 卒

【志望動機】

金融業界について情報収集を進める中で、「さまざまな事業部があり、挑戦の幅が広い」という点に惹かれてNTTファイナンスを志望。最終的には、面接官や人事の方の人柄に魅力を感じたことが入社につながった。

【仕事内容】

NTTグループ内の外貨資金の管理を行うGCMS(グローバル・キャッシュ・マネジメント・システム)を使用し、NTTグループ会社の資金を融通するうえでのさまざまな業務を担う。

柳川恭実の近影

Kyomi Yanagawa

ビリング事業本部
ビリングプラットフォーム部
企画戦略部門
電子化担当
2020年入社
商学部 マーケティング専攻 卒

【志望動機】

BtoB、BtoCに関わらず、ソリューションを幅広く提供することができるビリング事業部に魅力を感じた。また、ビリング事業部以外にも幅広く事業を展開しているため、将来的に自分が活躍できるフィールドの広さに魅力を感じた。

【仕事内容】

DX推進の一環として、請求業務における紙の削減に向けたプロジェクトマネジメントを担当。NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモといった関連会社と協働中。

内田巧の近影

Takumi Uchida

ビリング事業本部
ビリングソリューション部
サービス開発部門
サービス開発担当
2018年入社
経済学部 経済学科 卒

【志望動機】

金融業界を中心に就活を進め、内定をいくつか獲得。その中でもNTTファイナンスは、複数の金融事業を行っていること、NTTグループであること、ワークライフバランスが優れていること、人の雰囲気のよさを感じたことなどから、最終的に入社を決めた。

【仕事内容】

法人向け一括請求サービス“ビリングONE”の主幹として、システム開発・改善、運用業務支援・改善、営業支援を手がけている。

Chapter 1

目の前の仕事にとらわれ、ゴールが見えない新人時代。

写真:村上

まず、みなさんの入社1年目がどうだったかを教えてください。

内田やる気はありました。でも、やる気しかなかった(笑)。仕事については、とにかく聞いてインプットしていくしかない。その姿勢はいまでも大切だと思っていますけど、当時はなんでもかんでも受け身になって聞きすぎたせいで、自分の意見を出せずにいたかもしれないですね。

柳川私も内田さんに似ているかもしれません。心配性なせいで、失敗を怖がる気持ちが先に立ちすぎていたのかも。「とりあえずやってみる」でもよかったのに。

西村私は考えつくかぎりの失敗をしていました(笑)。資料をつくったら跡形もなく修正されたり、メールの文面を先輩にぜんぶ書き換えられたり、「ぜんぜんダメだ」と落ち込んだこともよくありましたね。

村上目の前のことをこなすのに精いっぱいで、視野が狭くなるよね。いまやっていることがどんな結果につながるのか、先が見えなくなってしまう。そうなると、やる気がどんなにあっても空回りして、自分でも「こんなところで引っかかるのか」と驚くようなミスをしてしまうことがある。

柳川そうなんですよね。一つひとつの仕事の先には「お客さまのため」という大きなゴールがあるはずなんですが、そこまで考えて取り組むことが私もできなかった。頭ではわかったつもりだったかもしれませんが、浅かったんでしょうね。

Chapter 2

余裕ができると、視野が広がる。

写真:西村

その状態から、いつ、どんなふうに次のステップに進めたんですか?

西村1年目でどんなにバタバタしていても、2年目には少しずつ慣れてくるんですよ。すると、俯瞰して仕事を捉える余裕が生まれる。「この仕事は、こういう順番で進めないといずれ詰まるな」とか、「あの人のタスクがいっぱいだから、何か手伝えることはないかな」とか。そんなふうに問題点への気づきが増えると、できることも、手応えも増えていきますね。

村上僕も変わったのは2年目からですね。1年目は仕事の意義を考える余裕がなくて、単なる作業になってしまっていた。その状態に疑問を持ったのが2年目だったんです。「作業だけなら学生アルバイトでもできる。じゃあ、経理としての自分の存在意義は?」と。改めて、「何のために」「誰のために」働いているのかを見つめ直したことで、「仕事の成果が、NTTグループの決算として世の中に発信される」という意義に気づけた。柳川さんはゴールと表現していましたが、意義とは、まさにゴールのことです。ゴールがわかれば、そこにたどりつくために「こうしたらいいんじゃないか」と建設的な意見を出すこともできるし、近道を考えることもできる。

柳川私の場合、知識が増えたことで視野が広がったと感じています。私はビリング事業本部に配属されたんですが、1年目はコールセンター、2年目は営業と、仕事がどんどん変わっていくんですよ。そのたびに、何もわからないところから始めきゃいけない。でも、努力すればじわじわと知識は増えていきますし、仕事への理解ももちろん高まる。その結果、自分らしい付加価値を仕事にプラスできるようになったと思います。

内田わからないなりに頑張っていれば、自然と知識は入ってくると思います。すると、知識が自信になってくれるんです。自分とは考え方の違う人にも、胸を張って意見をぶつけられるようになる。そのことで対話の力が鍛えられ、やがて業務が広がってさまざまな部署と関わるようになり、調整力や交渉力がさらに向上して……と、私のこれまでを駆け足で振り返ると、そんなイメージかなと思います。ただ、成長の取っかかりになったのは、自分がもともと持っていた得意分野だったかもしれません。それなりにコミュニケーション力はあるほうだったので、それに絡んだスキルから伸びていったように思いますね。

Chapter 3

大切なのは、素直さと責任感。

写真:柳川

1年目は戸惑うことがあっても、成長の実感は意外と早くやってくるんですね。それを味わうために、大切な姿勢はなんでしょうか。

内田いろいろありますが、基本となるのは責任感でしょうか。仕事と向き合う際の当事者意識が高いほど、スキルもより高度に磨かれていくと思います。その結果、任される仕事のスケールがだんだん大きくなって、スキルもさらに磨き込まれていく。

西村私も責任感を持つように強く意識していますね。それから、先輩たちの仕事への取り組み方をよく見て、その姿勢を吸収するように心がけています。

柳川私も先輩たちはよく見ていますね。先ほど「自分らしい付加価値」という話をしましたが、その大切さも先輩たちの仕事ぶりから学びました。

村上先輩たちをはじめとして、周囲のフィードバックを積極的に受けることも大切ですね。自分の成長を客観的に捉えることができる。その意味では、意見をまっすぐに受け止める素直さも大切かもしれない。

柳川特に新人のうちは、わからないことがあって当たり前。でも、それを一人で抱え込まずに、どんどん先輩たちに聞いていったほうが絶対に成長は早くなりますよね。

西村そう、わからないことはそのままにしない。それに、せっかく面倒見のいい先輩がそろっているので、「やってみたい」という気持ちに素直に、思い切って挑戦してみることも大切だと思います。失敗しても大丈夫。チームのみんなで解決策を考えてくれますから(笑)。

内田あとは、固定観念に囚われないこと、前向きであること、多面的な視点を持つこと……挙げていけばキリがないけれど、オンとオフのメリハリも大事かな。仕事には全力で取り組む。休むときはしっかり休む。そこは比較的有給の取りやすい会社ですので(笑)。

Chapter 4

これまでを活かして、これからを始める。

写真:内田

NTTファイナンスらしい、成長環境としての魅力を挙げるならどんな点でしょうか。

内田これもいろいろありますが、ひとつに絞って挙げるなら事業の独自性ではないでしょうか。金融という分野の中で、財務系と決済系、2つの事業領域をカバーしています。必ず両方を経験できるとは限りませんが、それが叶えば、他社ではできない成長が期待できます。

村上その中でも財務系に絞って話してしまうと(笑)、NTTグループにおける財務のすべてが集約されようとしているダイナミズムがあります。このスケールはなかなか他では味わえません。そして、すべての事業に共通している点を挙げるなら、早いうちから挑戦できること。それこそ、1年目から想像以上の裁量を渡されるはずです。とはいえ、1年目の私たちがそうだったように、最初は目の前のことだけで大変かもしれませんが(笑)、力がついてきたら、それを存分に活かせる環境は整っています。

柳川私は人のよさを挙げたいですね。助けを求めれば誰かが必ず手を差し伸べてくれますし、黙っていても、「大丈夫?」と気にかけてもらえる社風です。繰り返しになりますが、なんでも遠慮せずに聞くことが成長の近道。NTTファイナンスは、もってこいの環境だと思います。

西村仕事だけではなく、もっと積極的に学びたい人のための制度も充実しています。通信教育などを通じた能力開発はメニューも豊富。ものすごく頑張れば、年間に4つは受講できると思います(笑)。社会人向けの講座は一般的に授業料が高めですが、会社から補助が出るので金銭面の心配も少ないですね。

これまでの成長を活かして、NTTファイナンスでこれから挑戦してみたいことを教えてください。

内田増収を果たすことによって、会社に貢献していきたいと思っています。今はサービス主幹ですが、今後は営業担当として、顧客の課題解決に寄り添った提案で受注や収益の拡大を図ることや、他には的確な市場分析による戦略や施策の立案、新たなサービスの創出など、さまざまな手段を通じて事業を発展させていきたいですね。そのうえで、これまでに培ってきた業務改善力や商材開発力が必ず役に立つはずだと考えております。

西村いまは管理業務に携わっていますが、営業の仕事も経験してみたいですね。経験の幅を広げることで、スキルアップにつなげていきたいです。

村上私も西村さんのように、これまでにない経験を積みたいと思っています。いまはNTTファイナンスの単独決算を担当していますが、たとえば税務に携わったり、NTTグループの決算を手がけたり。NTTファイナンスらしい、多彩な仕事にチャレンジしたいですね。

柳川抽象的なビジョンになってしまうんですが、できるだけ広く、そして深く、所属部署であるビリング事業本部の業務を理解したいです。そのことを通じてさらに視野を広げ、部署の中核的な人材として、業務を回せるような存在になりたいですね。

写真:対談中