Vol.001『2000年3月6日誕生!0.5歳でスイマーに!』

2000年3月6日、僕は生まれた。
2000年生まれで便利なのは、誕生日が来ると、西暦の下2桁が自分の年齢になること。
ちなみに昨年、日本のプロ野球で三冠王を獲得した東京ヤクルトスワローズの村上選手と同じ年で、誕生日も近い。アスリートとして憧れる部分もあるし、密かに「自分も頑張ろう」と勇気づけてくれる存在でもある。

生まれて半年、6か月目からスイミングスクールのベビークラスで水に浮かんでいた。
窪田家4兄弟はみんなベビースクールに通った。
兄が1歳になってから通いはじめたら大泣きしたらしく、それを教訓に僕は0.5歳でプールデビューを果たしたらしい。

小学校5年生の時にスイミングスクールで1級の試験にパスした。ちょうどそのころに母が、地元の新聞でパラ水泳に関する記事を見つけてくれた。それがきっかけとなり、これまで通っていたスイミングスクールからパラ水泳のチームに所属。僕のパラ水泳人生がスタートした。

関東大会や日本選手権などに出場できるようになり、大会でメダルを取ることのうれしさも知った。大会のたびに、母や一番下の弟と一緒に日本全国、いろんな場所に行ったのも、僕の楽しい思い出のひとつとなっている。

お母さん談

生まれた時からとても小さく、ミルクを飲むのにも時間がかかりました。左腕は全く上がらなかったので、父親が毎日マッサージ。ハイハイは座ったまま片手をついて、お尻でぴょんぴょん跳ねながら器用に前進する術を編み出していました。

幼稚園に入園する前までには、右手だけで自分で着替え、リュックも背負えるようになりました。小学校低学年までは体も小さく、整列は一番前だったので、いつも前ならえは腰に手でした(笑)。

ご飯が大好きでどんぶり飯を毎日食べて、10歳ごろはぽっちゃり気味。パラ水泳を始めてからは、大会で日本中いろいろなところに行き、遠征のたびにちょっとした旅行気分を味わいました(私が)。

弟(四男)さん談

水泳を一緒に習っていたこともあり、大会は母に連れられてよく見に行きました。
みんなで新幹線に乗ったり、おいしいものを食べたり、ホテルに泊まれたことが、小さいながらにうれしかったのを覚えています。

小学生時代の窪田幸太が水中でピースしている様子の写真
小学生時代の窪田幸太が水泳する様子の写真
窪田幸太 公式インスタグラム窪田幸太 公式インスタグラム