代金回収代行サービスとは?4つの種類やメリット、選び方など総まとめ
代金回収は会社経営において欠かせない業務ですが、やるべきことが多く担当者の負担が大きくなってしまいがちです。
こうした負担を大きく軽減できるのが「代金回収代行サービス」であり、あらゆる業種・業態の企業に導入されています。
本記事では、代金回収代行サービスにまつわる下記の内容を解説します
- 代金回収代行サービスの主な機能
- 代金回収代行サービスの4つの種類と特徴
- 代金回収代行サービスの導入メリット
記事の後半では、失敗しない代金回収代行サービスの選び方も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なおNTTファイナンスでは、エンドユーザーにあわせて30以上の決済手段から選択できる 「回収代行サービス 」を提供しています。
ECサイトなどのAPI連携もできる本サービスの詳細は、下記からお気軽に資料をダウンロードしてご確認ください。
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目次[非表示]
代金回収代行サービスとは
代金回収代行サービスとは、導入企業と顧客の間に入り、自社商品やサービスの対価となる料金を代わりに回収してくれるサービスです。
代金回収は手間や時間がかかるため、「業務負担を少なくしたい」と考えている企業も少なくありません。
そのようななか、請求書の発行から代金回収までを代行してくれるサービスの導入は、業務負担の軽減に効果的です。
実際に代金回収代行サービスは、BtoB企業からBtoC企業まで幅広い業種で導入が進んでいます。
また、下記のように多様な決済方法を提供しているサービスも多く、導入することでユーザーの利便性向上を期待できます。
【回収代行サービスが提供する決済方法の例】
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代金回収代行サービスの主な機能
代金回収代行サービスの主な機能は、次のとおりです。
【代金回収代行サービスの主な機能】
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ミスが許されない請求金額の自動計算や請求書の発行、支払督促などを代わりに実行してもらうことで、導入企業は煩雑な業務から解放されます。
そうすることで、担当者は本来業務により注力することが可能です。
ただし、上記はあくまで一例であり、代金回収代行サービスの細かな機能はサービスごとに異なります。
「個人向けの月額サービスを展開する企業は、会員管理機能が豊富なサービスを選ぶ」というように、自社の業務をサポートする機能があるかを確認することが大切です。
代金回収代行サービスの4つの種類と特徴
代金回収代行サービスには、大きく分けて次の4種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
種類1.集金代行サービス
集金代行サービスは、家賃や月謝のように毎月決まった支払いが発生する取引に適しているサービスです。
請求から代金回収までを代行してもらえるため、塾やジムを経営している企業や学校の集金などにも利用されます。
担当者が現金を扱う必要がなくなることで、現金の紛失や盗難などのリスクを減らせる点も集金代行サービスの導入メリットです。
集金代行サービスの仕組みやメリット・デメリットに関しては、下記記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
種類2.決済代行サービス
決済代行サービスは、決済手段を導入したい事業者と決済機関とをつなぐサービスです。
キャッシュレス決済の普及もあり、顧客が選ぶ決済手段は多様化しているのが現状です。しかし、自社で決済手段を導入しようとすると、決済機関ごとに契約手続きを済ませなければなりません。
一方で、決済代行サービスを利用すれば、各決済機関との契約を代行してもらえるため、契約手続きの手間が省けます。
なお、BtoB向けの決済代行サービスのなかには、与信審査を代行してくれるものもあります。
種類3.ファクタリング
ファクタリングとは、まだ入金されていない売掛金を買い取ってもらうサービスです。
売掛金は回収までに時間がかかることがありますが、ファクタリング会社に売却することで入金のタイミングを早められます。また、売掛金を現金化することで未回収リスクの心配が不要になります。
ただし、手数料が差し引かれる分、本来の金額よりも売却額が少なくなることは頭に入れておきましょう。
種類4.債権保証サービス
債権保証サービスは、取引先の倒産や資金難によって代金の貸し倒れや回収遅延が起こってしまった際の保証が受けられるサービスです。
取引先の与信を心配して営業に制限をかけたり、進みかけていた取引を諦めたりすることなく、販売機会を拡大したい事業者に適しています。
ここまで、代金回収代行サービスの4つの種類を紹介しました。
種類 |
おすすめの人・企業 |
|
1 |
・月謝、会費など毎月決まった回収がある人 ・現金の取り扱いリスクを減らしたい人 |
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2 |
・顧客に合わせた決済手段を増やしたい人 ・決済手段の売上を一元管理したい人 |
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3 |
・売掛金をすぐに現金化したい人 |
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4 |
・未回収リスクの回避に重きを置いている人 ・与信信託を任せたい人 |
実は、サービス内容は会社によってさまざまで
- 「決済代行」と「集金代行」
- 「決済代行」と「ファクタリング」
など、複数のサービスを組み合わせたプランも多く存在します。
代金回収代行サービスを導入する4つのメリット
代金回収代行サービスを導入するメリットは、主に次の4つです。
自社に導入すべきかの判断材料として、本章の内容を参考にしてみてください。
メリット1.関連業務の代行による工数削減
代金回収代行サービスを導入すると、請求書の発行から代金回収まで代行してもらえます。請求する料金の計算や入金確認などが不要になり、工数削減につながります。
加えて人的ミスも少なくなるため、担当者の心理的負担を軽減できる点もメリットです。
工数削減と心理的負担の軽減により、従業員はコア業務に注力することができ、事業の推進力が高まります。
なお、代金回収代行サービスと似たようなシステムに「請求代行サービス」が存在します。
請求代行サービスについては下記の記事で詳しく解説しているので、請求業務における負担を減らしたいと考えている方はぜひご一読ください。
メリット2.未回収リスクの抑制
未回収金が発生すると、取引先への督促や回収業務を実施しなければなりません。
それにより工数が増えるだけではなく、「未払いの相手に督促をおこなう」という行為が、担当者の神経をすり減らす可能性があります。
一方で、代金回収代行サービスのなかには、口座振替ができなかった場合に請求書の自動送付に対応したり、督促をしてくれたりするサービスもあります。
毎月の督促や未回収金の徴収に多くの時間を使っている事業所にとっては、特に大きなメリットです。
メリット3.多彩な決済方法によるビジネスチャンスの拡大
多くの代金回収代行サービスでは、下記のように豊富な決済方法を選択できます。
- コンビニエンスストア払い
- 銀行振込
- クレジットカード払い
QR/コード決済
- 電話会社のキャリア決済
顧客が好みの決済方法を選べると利便性が向上し、ひいては満足度アップにつながります。
そして、顧客満足度アップは自社のサービスが選ばれ続けるポイントになり、企業にとってはビジネスを拡大させるチャンスです。
メリット4.情報の一括管理で顧客管理の簡素化
代金回収代行サービスのなかには、顧客の情報を一括管理してくれるものもあります。例えば、学習塾がサービス利用する場合、散在しがちな顧客情報を一元管理することが可能です。
- 生徒情報
- 保護者情報
- 選択科目
- 月謝の回収状況
情報を一元管理できると知りたい情報に即アクセスできるため、作業時間の短縮やミスの抑制に貢献します。
代金回収代行サービスの失敗しない選び方4選
代金回収代行サービスを選ぶ際は、下記4つのポイントを意識するのがおすすめです。
サービス選びで失敗しないためにも、本章でお伝えする内容をぜひ参考にしてください。
選び方1.自社が求めるサービス内容か
まずは、下記のように代金回収まわりの何の業務を代行して欲しいかを明確にしましょう。
- 未回収リスクを抑制したい
- 顧客情報を一元管理したい
「自社が求めているサービス内容」と「回収代行会社が提供するサービス内容」とがマッチするかをチェックしましょう。
多くのサービスでは、お問い合わせフォームなどから資料請求ができます。
選び方2.幅広い決済方法があるか
回収代行サービスを選ぶ際は、顧客のニーズにあった決済方法を備えているかを確認しましょう。
顧客が頻繁に使用する決済方法があると喜ばれ、自社に対する印象もよくなります。反対に、取引先や顧客にとって使いたい決済方法がない場合、ビジネスチャンスを逃すこともあるので注意が必要です。
多様なニーズに応えられるよう、将来も見据えて幅広い決済方法を備えたサービスを選ぶことをおすすめします。
選び方3.料金や手数料が自社と見合っているか
回収代行サービスの利用でかかる料金には、大きく分けて次の3つがあります。
- 初期費用
- 月額費用
- 手数料
サービス会社によって細かな料金は異なるため、自社の規模と見合っているかの確認が欠かせません。
また「定額制」だけではなく、「従量課金制」のプランを用意しているサービスもあります。
プラン |
特徴 |
おすすめの人・企業 |
従量課金制 |
使用した分だけ支払う |
・毎月の使用量が変動する人 ・無駄な費用をなるべく抑えたい人 |
定額制 |
決まった料金を支払う |
・毎月膨大な取引量がある人 ・事前に支払う金額を把握したい人 |
注意点として、料金が高い分だけサービス内容が充実しているサービスもあるため、値段の安さだけを基準に決めるのではなく、機能面やサポート面など総合的に判断するようにしましょう。
なお、料金の詳細が知りたい場合、各サービス会社の公式サイトから問い合わせが可能です。
選び方4.導入までの工程はスムーズか
4つ目は、導入までの工程がスムーズかどうかです。例えば、次のようなチェックは欠かせません。
- 通常業務に大きな影響を与えずシームレスに導入できるか
- システムを構築するために莫大な初期費用がかからないか
この点、クラウド型のサービスは、インターネット環境さえあれば手軽に導入できるものが多いです。
また、自社の既存システムとの相性も事前に確認しておくことをおすすめします。
なお、NTTファイナンスでは「回収代行サービスの失敗しない選び方」についての資料を無料配布しています。
回収代行サービスの導入を検討されている方は、下記のバナーからお気軽にダウンロードしてお役立てください。
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多様な決済方法を提供するなら「回収代行サービス」と「楽々クラウド決済サービス」がおすすめ
前述したとおり、代金回収代行サービスを導入するなら「多様な決済方法が選べるサービス」がおすすめです。多様な決済方法が選べると利便性が向上し、顧客満足度アップや事業拡大につながります。
NTTファイナンスの「回収代行サービス」と「楽々クラウド決済サービス」は、多様な決済方法に対応しているサービスです。また、2サービスとも個人(toC)・法人(toB)どちらにも対応しています。
おすすめ1.回収代行サービス
「回収代行サービス」は請求情報を作成するだけで、NTTファイナンスが事業者様にかわって顧客(エンドユーザ)へ請求をおこなうサービスです。
収納状況は管理画面上で確認できるため、入金状況を確認する手間が省けます。
また、支払い方法は電話料金合算(※)・口座振替・払込票(請求書送付)・クレジットカードなど30以上から選択でき、利便性の高い決済手段のご提供が可能です。
※電話料金の合算:NTTグループの通信料金と一緒にご請求するお支払い方法です。
回収代行サービスは、適格請求書の郵送や電子送付にも対応しており、ECサイトなどのAPI連携もできます。
「電話料金合算」で高い回収率を実現する本サービスの詳細は、下記のバナーより無料で資料をダウンロードしてご覧ください。
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おすすめ2.楽々クラウド決済サービス
前述の「回収代行サービス」に、顧客管理機能などを加えたのが「楽々クラウド決済サービス」です。楽々クラウド決済サービスは、請求する料金の計算から回収、入金管理まで一連の業務がおこなえます。
多様な決済チャネルから支払い方法を選択でき、NTTファイナンスオリジナルの電話料金合算(※)も提供しています。
※電話料金合算とは、NTTグループ各社の通信料金などと一緒にご請求するお支払方法です。
また本サービスは、インターネット環境さえあれば手軽に導入できるため大がかりなシステム構築は不要です。
自治体や学習塾・スポーツスクールなど多種多様な業種で導入されている 「楽々クラウド決済サービス」の詳細については、下記からお気軽に資料をダウンロードしてご確認ください。
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代金回収代行サービスを導入して業務効率化につなげよう
【本記事のまとめ】
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代金回収代行サービスを導入すると、請求・回収業務、顧客管理など煩雑な業務にかかる負担を軽減できます。
自社に合うサービスを選択して業務効率化につなげましょう。
なお、NTTファイナンスでは、多様な決済手段から支払い方法を選択できる「楽々クラウド決済サービス」を提供しています。
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