【経理向け】貴社の課題はどこにある?業務フローを可視化して効率化しよう
貴社では、経理業務フローの可視化はできていますか?
経理担当は、月次や定期で実施すべき業務がたくさんありますが、業務フローを可視化することで効率化につながるヒントが見つかるかもしれません。
そこで本記事では、経理が実施する主な業務を可視化しつつ、課題を解決するための対策を紹介します。
自社の経理業務で効率化・改善できる箇所はないか、ぜひ参考にしながら読み進めてみてください。
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経理業務と課題の可視化【月次処理】
まずは、「月次処理の経理業務」とそれに紐づく「課題」を可視化します。
いずれも、基本的かつ重要な業務ばかりです。どのような課題があるかを見ていきましょう。
1.現預金管理
現預金管理では、日々の入出金取引データの正確な入力や、銀行残高との突合など、膨大な事務処理が必要です。
これらの業務を効率的かつ正確におこなうことが課題といえます。
例えば、口座数の多い企業では毎月の残高照合に多大な工数がかかり、人為的な入力ミスのリスクも高くなってしまうものです。
現金の出入りを適切に管理して企業の財務健全性を守るには、「業務の自動化」や「内部統制の強化」など、現預金管理の最適化が鍵を握ります。
2.帳簿・伝票の作成
経理部門は、仕訳の起票・伝票の整理・勘定科目の管理など、企業会計の根幹をなす膨大な事務処理を担当します。
適切な財務情報の提供を可能にするには、会計処理の「正確かつ効率的な遂行」が必要です。
しかし、紙を使ったり、手作業によるデータ入力や伝票管理を実施したりしていると、多くの工数がかかるうえにミスのリスクも高まります。
帳簿や伝票作成の自動化・標準化など、業務の生産性向上と正確性の確保が求められます。
3.経費精算
社内で利用されるクレジットカードの利用明細の確認や経費精算の処理など、大量の事務処理が必要です。
クレジットカードの効率的な管理体制の構築とルール整備をおこない、生産性向上と不正リスクの最小化が求められます。
「経費精算の自動化」や「明確な承認プロセスの設定」などにより、経費精算業務の最適化を図ることが重要です。
これらの取り組みにより、経理部門の業務効率化と正確性の向上が期待できます。
4.仕訳業務
商品の販売やサービスの提供、給与の支払いや経費での購入などの会計要素に対して、適切な仕訳をおこないます。
正確な仕訳は財務諸表の作成や決算業務に直結し、経営判断の根拠となる財務情報の信頼性を担保するためには欠かせません。
しかし、さまざまな勘定科目が存在するうえにルールも決められており、手作業で実施するとミスや処理遅延のリスクが高まるものです。
仕訳の自動化をおこなって、業務の効率化を図ることをおすすめします。
5.請求書の発行と送付
取引先に提供した商品・サービスの代金を請求書におこして送付します。
- 請求金額の算定
- 請求書の作成
- 顧客への送付
など、適切なタイミングでの確実な遂行が必要です。請求書の発行漏れや送付遅延は、売掛金管理や顧客との関係に大きな影響を及ぼします。
請求書のペーパーレス化や自動化など、人の手をなるべく使わずに効率化することがポイントです。
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6.請求書の受領
経理部門は、請求書の発行だけではなく受け取る作業もおこないます。取引先が多ければ受け取る量も増え、開封作業や入力作業がより大変になることは避けられません。
受け取った請求書の内容チェック遅れや入力ミスなどが起きると、支払いが遅れる原因になります。
対策としては、受け取る請求書の枚数をまとめたり、請求書の自動入力をできるようにしたりして効率化を図ることが重要です。
請求書の受領を効率化できるサービスは下記の記事で紹介しているので、気になる方はぜひご一読ください。
経理業務と課題の可視化【定期処理】
続いて、定期的な処理が必要な経理の業務と課題を可視化します。
毎月必ず発生する業務ではないものの、一度の作業量が多くて大変なものばかりです。こちらも可視化して、効率化できる方法がないかを探りましょう。
1.決算処理
決算処理は、経営状況を適切に反映した財務諸表を作成するのに重要な業務です。
年間の取引データを精査し、資産・負債の評価、収益・費用の正確な計上など、複雑な会計処理を適切におこなう必要があります。
ほかにも、膨大な仕訳データの集計や勘定科目の振り分けなど、多大な労力を要する作業です。
多大な労力を解決するには、「システムの導入による自動化」や「外注化」など、ミスの防止と業務の効率化を図ることが重要といえます。
2.年末調整
年度末におこなわれる年末調整は、経理部門が抱える大きな業務の一つです。
例えば、社員の社会保険料や源泉所得税・住民税などの計算と納付、各種控除の適用などが挙げられます。
このように、実施する業務がてんこもりであることが「経理部門が抱える中でも大きな業務」と言われる所以です。
社員の数が多いほど、また経理担当の数が少ないほど管理と処理が重荷になることは避けられません。
年末調整の処理ミスは、従業員への給与支払いや税務申告に重大な影響を及ぼします。したがって、正確性と効率化の両立が求められます。
【年末調整業務を効率化する方法の一例】
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3.支払調書の作成
年末には、取引先や従業員への支払調書も作成します。これには支払情報の集計や源泉徴収税額の算定・支払調書の作成などが含まれ、年末付近はとにかく業務量が多くなりがちです。
支払調書の作成ミスは、取引先からの信用低下や従業員への影響が大きいため、正確性が特に重要視されます。ミスをしないためにも、慎重な確認作業が欠かせません。
対策としては、支払情報の一元管理や作成プロセスの業務フロー改善などが挙げられます。
経理業務を効率化できるシステム3選
ここまで紹介してきたように、経理部門はさまざまな業務を抱えています。そして現代では、経理部門の業務改善に効果的なサービスも増えてきました。
本章では、業務シーン別のおすすめサービスを3つ紹介します。
1.請求書を1枚にまとめるなら「法人"ビリングONE"」
「法人"ビリングONE"」は、支払い期日が異なる通信費や公共料金などの請求書をNTTファイナンスが一度立て替え、その後にお客さまへ一括請求するサービスです。
複数の拠点ごとにバラバラ届く請求書や、支払い期日が異なる請求書を1枚の電子請求書(紙請求も可)にまとめることで、支払い処理を1回にできます。
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
要問い合わせ |
各種手数料 |
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対象請求書 |
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2.請求業務を効率化するなら「回収代行サービス」
「回収代行サービス」は、請求情報を作成するだけで、NTTファイナンスがエンドユーザーへ請求をおこなうサービスです。
入金消込にも対応しており、請求~入金処理の状況を確認する手間が省けます。また、次のとおり提供している決済手段の数が豊富な点も大きな特長です。
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3.経理業務そのものの課題解決を依頼するなら「経理コンサル」
NTTファイナンスの「経理コンサル」には、NTTグループ900社を超える経理を支えるプロフェッショナルが在籍しています。
経理部門における業務可視化支援も可能で、社員の業務理解を深めることに加えて、属人化の解消や退職リスクの軽減も可能です。
NTTグループでの事例を踏まえてコンサルできるため「経理業務を可視化したうえでも自社の課題がわからない」とお悩みの方には、最適のサービスといえます。
現場での経験をもとに、マニュアルの作成を含む経理業務の効率化などをサポートします。サポート内容が気になる方は、下記のバナーをクリックのうえお気軽にご相談ください。
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経理業務を可視化したら効率化を進めよう
【本記事のまとめ】
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経理業務は、可視化することでさまざまな課題が浮き彫りになります。自社の経理業務でどこがボトルネックになっているかを特定し、効率化を目指していきましょう。
なお、「自社での対応には不安があるから、経理業務をまるっと任せてしまいたい」と考える方もいるでしょう。そのような方には「経理アウトソーシングサービス」の利用がおすすめです。
経理アウトソーシングサービスは、自社で実施している経理業務を外部に委託できるサービスです。経理業務の専門スタッフが、企業の経理業務をまるっと請け負ってくれます。
例えば、NTTファイナンスの「経理業務アウトソーシングサービス」なら、月次処理から定期処理までまるっと対応可能です。
部分的なアウトソーシングも可能なため「定期処理だけを任せたい」といったニーズにも応えられます。
「経理アウトソーシング」について、詳しくは下記のボタンをクリックのうえ、お気軽にお問い合わせください。