PTA会費の集金方法で失敗しない!押さえるべき3つの課題と対策




PTA会費の集金では、多額の現金管理の負担や未納の保護者への対応など、さまざまな課題に直面します。

そこで本記事では、PTA会費の主な集金方法や、集金にまつわる課題・対策をまとめました。

トラブル回避に役立つ情報も紹介するので、現在の集金方法を見直したい方だけではなく、これから集金担当になる方にも役立つ内容です。

記事の最後には、PTA会費集金のお知らせに活用できる例文も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、下記の記事では集金を効率良くこなすための3つのコツを紹介しています。PTA会費の集金にも共通する内容になっていますので、併せて参考にしてみてください。

  集金と徴収の違いを丁寧に解説!集金業務の方法や効率化のコツも紹介 集金業務は、企業の収益に直結する重要な業務です。本記事では、集金の基礎から効率化の方法まで詳しく解説します。 NTTファイナンス株式会社


目次[非表示]

  1. PTA会費の集金方法4選!それぞれのメリット・デメリットも紹介
    1. 集金方法1.現金
    2. 集金方法2.口座振替
    3. 集金方法3.銀行振込
    4. 集金方法4.電子決済(バーコード決済・電子マネーなど)
  2. PTA会費の集金方法における課題と対策
    1. 1.現金回収のリスクと手間
    2. 2.未納者への対応の負担
    3. 3.集金役員への依存
  3. PTA会費の集金の課題を解決する2つの「外部委託サービス」
    1. サービス1.回収代行サービス
    2. サービス2.集金代行サービス
  4. 【補足】PTA会費集金のお知らせ例文集4選
    1. 1.現金集金の例文
    2. 2.口座振替の例文
    3. 3.銀行振込の例文
    4. 4.電子決済(バーコード決済・電子マネーなど)の例文
  5. PTA会費の集金方法を効率化して負担軽減を図ろう

PTA会費の集金方法4選!それぞれのメリット・デメリットも紹介


まずは、PTA会費の主な集金方法4つをメリット・デメリット併せて紹介します。

集金方法

メリット

デメリット

サービスの導入コストが

不要

  • 現金紛失のリスク
  • 教職員が集金補助をする場合の業務への負担
  • 会費の集計と管理の負担

未納者の特定が容易

  • 残高不足などによる未納のおそれ
  • 「口座振替依頼書」の手続きが面倒

使途不明金やトラブル防止

  • 振込と会員の照合が必要
  • 振込時の間違いのおそれ
  • 振込忘れによる未納のおそれ

24時間支払いが可能

  • 不慣れな保護者には導入が困難
  • スマートフォンを持っていない保護者への対応の問題


ちなみに、下記の記事では会費を集金する4つの方法のメリット・デメリットだけでなく、会費の集金を効率化する3つのコツについても紹介しています。具体的なコツを知って活用したい方は、併せてご覧ください。

  会費を集金する4つの方法!課題や効率化するコツも紹介 会費の集金とは、団体や組織が会員から定期的に徴収する会費を回収することです。本記事では、会費の集金方法やメリット・デメリット、会費の集金を効率化するコツを紹介します。 NTTファイナンス株式会社

集金方法1.現金

現金による集金は、保護者同士や役員間のコミュニケーションを深める機会として、対面を重視している地域で好まれます。

「前年度も同じだったから」と、従来のやり方を変えることへの抵抗感から、現金集金を続けているケースもあります。

現金の集金では担当するPTA役員が集金日に学校へ行き、教室などで集金するケースが一般的です。

メリット

  • サービスの導入コストが不要

デメリット

  • 現金紛失のリスク
  • 教職員が集金補助をする場合の本来の教育業務への支障
  • 集金した多額の会費の集計と管理、銀行への入金の負担

集金方法2.口座振替

給食費や教材費が口座振替の場合、PTA会費の集金も同じく口座振替で行われる場合が多くあります。

メリット

  • 集金の期日に一斉に引き落としされるため、未納者の特定が容易

デメリット

  • 引き落とし日が固定されている場合、タイミングが合わないことによる未納のおそれ
  • 残高不足による未納のおそれ
  • 新規の場合「口座振替依頼書」を提出するなどの手続きが面倒

集金方法3.銀行振込

銀行振込の際には、子どもの名前・学年・クラス・出席番号などを入力します。
入力されたデータを会員情報と照合する作業が必要です。

感染症の影響から保護者が学校に立ち入る機会を減らすため、PTA会費の集金方法を振込に変更したケースもあります。

メリット

  • 振込記録が残ることによる、使途不明金やトラブルの防止

デメリット


  • 振込情報とPTA会員の照合が必要
    (同じ苗字、学年をまたいだ兄弟などへの対応が必要)
  • 振込の際、名前や金額などの間違いのおそれ
  • 振込忘れによる未納のおそれ

集金方法4.電子決済(バーコード決済・電子マネーなど)

キャッシュレス化の普及を積極的に進めている学校では、PTA会費の集金もキャッシュレス化に前向きです。

キャッシュレス決済には、交通系のICカードなど電子マネーによる決済・バーコード決済・スマートフォン決済などがあります。

メリット


  • 24時間支払いが可能

デメリット


  • 不慣れな保護者には導入が困難
  • スマートフォンを持っていない保護者への対応の問題


ちなみに、下記の記事ではPTA会費だけでなく、学校集金のキャッシュレス化について詳しく解説しています。

学校の集金をキャッシュレスにして効率化できる3つのサービスも紹介していますので、どのようなサービスがあるのか気になる方は、併せてチェックしてみてください。

  学校集金をキャッシュレス化する方法とは?メリット・システムの選び方まで完全ガイド 学校集金をキャッシュレス化すると、教職員だけでなく保護者の負担も軽減できます。本記事では、キャッシュレス化する方法やメリット・導入までのステップなどを解説します。 NTTファイナンス株式会社

PTA会費の集金方法における課題と対策


PTA会費の集金では、方法によってさまざまな課題に直面します。ここでは、下記3つの課題と対策について取り上げます。

  1. 現金回収のリスクと手間
  2. 未納者への対応の負担
  3. 集金役員への依存

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.現金回収のリスクと手間

集金袋を使用して現金を集める場合、「中身が入っていない」「もらった・もらわない」など、受け渡しのトラブルや現金紛失のリスクが課題です。

こうしたトラブルを防ぐには、下記のような対策があります。

  • 集金袋を受け取ったその場で中身の確認と記録を徹底する
  • 1人では行わず複数人での作業を実施する
  • 当日中に金融機関へ入金する


学校の規模にもよりますが、PTA会費の集金は数百人以上の規模になるため、どうしても金額が大きくなりがちです。

多額の現金を扱うので、トラブル防止の対策を役員全員で共有し徹底するようにしましょう。

2.未納者への対応の負担

集金方法が現金であれ口座振替であれ、入金や振込忘れなどでPTA会費の未納者が発生するおそれは常にあります。

未納者に直接連絡を取る担当者の負担や、対応方法による人間関係への配慮が必要となることが課題です。

未納者への対応のポイントとしては下記を参考にしてください。

  • 担任や保護者の知り合いなどから未納者の状況を確認(保護者の入院など)
  • 手紙やメールによる未納のお知らせ
  • アプリなどのツールによるリマインダー活用


保護者の入院などで、すぐに対応が難しい事情があることも理解しておきましょう。

未納の連絡は、対面で行うとその後の関係悪化につながる場合もあるため、メールや手紙、ツールなどを使い慎重に進めるのがおすすめです。

下記の記事では「会費の集金に関するQ&A」を紹介しています。会費集金用や督促の例文も記載しているので、集金のお知らせや督促メールの文面にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

  会費を集金する4つの方法!課題や効率化するコツも紹介 会費の集金とは、団体や組織が会員から定期的に徴収する会費を回収することです。本記事では、会費の集金方法やメリット・デメリット、会費の集金を効率化するコツを紹介します。 NTTファイナンス株式会社

3.集金役員への依存

PTA会費の集金はPTAが行うべきとされていますが、実際には特定の役員に大きく依存している場合が多く、負担が集中しがちです。

参考:一般社団法人全国PTA連絡協議会「PTAでのコンプライアンス 3. 会計」


集金日には学校へ出向いて集金や集計、未納の確認といった作業があります。

PTA会費の集金は扱う金額が大きく、管理や処理を担当するPTA役員の時間的・精神的な負担が大きいことも課題です。その負担の大きさが、次年度の役員が集まりにくくなる原因の一つにもなっています。

また、役員は子どもの入学や卒業に合わせて交代していくため、引き継ぎを考慮した充実したマニュアルづくりが必要です。

具体的には、下記のような対策を検討しましょう。

  • マニュアルの改訂(トラブル対応の共有など)
  • デジタルツールの活用(通知機能など)
  • 集金を代行する外部委託サービスの活用


PTA会費の集金は、集金の対象が顔見知りや同級生の保護者のケースも多いため、督促の際は言葉遣いなどにも配慮が必要です。

対応を間違えると、その後の保護者としての関係や子どもの友人関係にも影響を及ぼしかねません。

PTA役員の精神的な負担を軽減するには、PTA会費の集金方法として外部委託サービスの活用がおすすめです。

なお当サイトでは、給食費に外部委託サービスを導入したケースを紹介しています。PTA会費の集金代行サービスの導入に向けても参考になる内容なので、ぜひご覧ください。

PTA会費の集金の課題を解決する2つの「外部委託サービス」


本章では、PTA会費の集金の課題を解決する方法として活用できる「外部委託サービス」を2つ紹介します。

  1. 回収に特化した回収代行サービス
  2. 集金業務全般を代行する集金代行サービス

図解を見ながらサービス内容を確認してみましょう。

サービス1.回収代行サービス

▲例:NTTファイナンスの回収代行サービスの場合

回収代行サービスは、サービスを導入する企業や団体とエンドユーザーの間に委託業者が入り、代わりに料金を回収してくれるサービスです。

例えば、NTTファイナンスが提供している「回収代行サービス」は、請求情報を登録するだけで、NTTファイナンスがPTAと保護者の間へ入り、料金を代わりに回収します。

入金状況は管理画面上で確認できるので、PTA役員の方が入金状況を確認する負担が軽減されます。

下記のように決済方法が豊富な点もメリットの一つです。

  • 電話料金合算(※)
  • 口座振替
  • 払込票
  • クレジットカード
  • バーコード決済
  • コンビニ決済
  • キャリア決済
  • 電子マネー・その他

(※)電話料金合算:NTTグループの通信料金と一緒にご請求するお支払い方法です。


口座振替を含む30種類以上の決済手段を提供できるため保護者にとっても好みの支払い方法を選択でき、利便性が向上します。

自治体や学習塾・スポーツスクールなど、さまざまな業種で導入されている本サービスの詳細は、下記のバナーをクリックのうえ、資料を無料ダウンロードしてチェックしてみてください。

※本サービスは、学校または自治体を通じて契約を行う必要があります。PTA単独での契約は対象外となりますので、まずは学校や自治体のご担当者様にご相談ください。


\ 国内の主要決済手段に対応! /

▲1分でダウンロード完了!


なお、下記の記事では回収代行サービスについて、さらに詳しく解説しています。4つの種類や特徴についても紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

  代金回収代行サービスとは?4つの種類やメリット、選び方など総まとめ 代金回収代行サービスとは、商品やサービスの対価となる料金を代わりに回収してくれるサービスです。本記事では、代金回収代行サービスの概要や導入メリット・失敗しない選び方などを解説します。 NTTファイナンス株式会社

サービス2.集金代行サービス

▲例:NTTファイナンスの「楽々クラウド決済サービス」の場合


集金代行サービスは、集金業務を丸ごと任せられるサービスです。

例えば、NTTファイナンスの「楽々クラウド決済サービス」は、事前に登録したPTA会員の情報をもとに、毎月の請求金額を自動計算して請求・回収します。

PTA会費の集金だけでなく、教材費などの徴収金も扱えるため、PTA役員はもちろん学校教員の手間を省いて、集金業務の効率化が期待できます。

クラウド管理で、保護者の情報や未回収状況が一元管理でき、インターネット環境があれば手軽に短期間で導入できるのもメリットです。

具体的な活用方法や導入事例を知りたい方は、下記のバナーをクリックのうえ、活用ガイド資料をダウンロードしてください。

※本サービスは、学校または自治体を通じて契約を行う必要があります。PTA単独での契約は対象外となりますので、まずは学校や自治体のご担当者様にご相談ください。
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▲1分でダウンロード可能!

【補足】PTA会費集金のお知らせ例文集4選


最後に、補足としてPTA会費集金のお知らせに関する例文を紹介します。

集金方法の変更など、どのような文面にするか悩んでいるPTA役員の方は、下記を参考に状況に合わせて適宜調整してご活用ください。

  1. 現金集金のお知らせ例文
  2. 口座振替のお知らせ例文
  3. 銀行振込のお知らせ例文
  4. 電子決済(バーコード決済・電子マネーなど)のお知らせ例文

1.現金集金の例文

件名: PTA会費集金のお知らせ

本文:
保護者各位

いつもPTA活動へのご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
本年度のPTA会費集金について、下記のとおりお知らせいたします。


  • 会費金額: 〇〇円
  • 集金日: 〇月〇日(〇曜日)
  • 時間: 午前〇時~午後〇時
  • 場所: 〇〇教室

お手数ですが、おつりのないよう上記の金額をご用意のうえ、ご持参ください。
万が一、ご都合が悪い場合は、〇月〇日までに担任の先生を通じてお知らせください。

引き続き、PTA活動へのご協力をよろしくお願い申し上げます。


PTA会長
〇〇 〇〇

2.口座振替の例文

件名: PTA会費の口座振替について

本文:
保護者各位

日頃よりPTA活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。


本年度より、保護者の皆様の利便性向上と事務作業の効率化を目的として、PTA会費の集金を口座振替で行うこととなりました。

下記の内容をご確認いただき、お手続きをお願いいたします。

  • 会費金額: 年間〇〇円(毎月〇〇円×〇ヵ月)
  • 振替日: 毎月〇日(引き落としが休祝日の場合は翌営業日)
  • 振替口座: 〇〇銀行または〇〇信用金庫

すでに口座登録を完了されている方は、手続き不要です。


新たに口座登録が必要な場合は、同封の「口座振替依頼書」をご記入のうえ、〇月〇日までに担任またはPTA役員までご提出ください。


引き続き、PTA活動へのご協力をお願い申し上げます。

PTA会長
〇〇 〇〇

3.銀行振込の例文

件名: PTA会費のお振込について

本文:
保護者各位

日頃よりPTA活動にご協力いただき、ありがとうございます。

本年度より、保護者の皆様の利便性向上と事務作業の効率化を目的として、PTA会費の集金を銀行振込で行うこととなりました。

下記の内容をご確認の上、お振込くださいますようお願い申し上げます。


◆会費金額: 〇〇円


◆振込先:

  • 銀行名: 〇〇銀行
  • 支店名: 〇〇支店
  • 口座番号: 普通 〇〇〇〇〇〇〇〇
  • 口座名義: 〇〇小学校PTA(〇〇ショウガッコウPTA)

◆振込期限: 〇月〇日(〇曜日)まで


◆振込時の注意点:

  • 振込人名義は「児童生徒氏名」としてください。
  • 残高不足にご注意ください。
  • 振込手数料が発生する場合は保護者様のご負担となります。ご了承ください。

引き続き、 PTA活動へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

PTA会長
〇〇 〇〇

4.電子決済(バーコード決済・電子マネーなど)の例文

件名: PTA会費のお支払い方法について(電子決済:バーコード決済・電子マネーなど)

本文:
保護者各位

いつもPTA活動にご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。

本年度より、保護者の皆様の利便性向上と事務作業の効率化を目的として、PTA会費の集金に電子決済を導入することとなりました。


下記の内容をご確認いただき、お支払いをお願いいたします。


◆会費金額: 〇〇円


◆お支払い方法:


下記のバーコードをスマートフォンで読み取り、決済画面に進んでお手続きください。
(※バーコードは別紙またはリンクを添付)


◆お支払い期限: 〇月〇日(〇曜日)まで


◆対応決済方法:

  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • Pay決済(○○Pay、△△Pay)

※お支払い後、「支払い完了画面」のスクリーンショットを保存してください。
※ご不明点がございましたら、〇〇PTA事務局までお問い合わせください。
(連絡先: 〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)

引き続き、PTA活動へのご協力をお願い申し上げます。

PTA会長
〇〇 〇〇

PTA会費の集金方法を効率化して負担軽減を図ろう


【本記事のまとめ】

  • PTA会費の集金方法には、現金・口座振替・銀行振込・電子決済などがある
  • PTA会費の集金は、PTA役員にとって負担が大きく、役員の任務を敬遠する原因にもなっている
  • 負担を軽減するために、集金を代行してくれるサービスの導入がおすすめ


PTA会費の集金は、学校の規模にもよりますが生徒数が多ければ会員の数も数百人以上の規模になります。

集計や照合、未納に対する対応など、担当する役員の負担を軽減するためにも代行サービスの活用がおすすめです。

とはいえ、数ある中から「どのサービスを選べばいいかわからない」「知らない会社に任せるのは不安」と感じる方も多いかもしれません。

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