【現金集金をやめたい方向け】廃止するメリット・デメリットやおすすめのサービスを紹介!
現金集金には、業務の煩雑さやセキュリティ面での不安などがつきものです。しかし、近年はキャッシュレス化やデジタル化が進み、よりスムーズで安全な集金方法が選べるようになりました。
本記事では、現金集金をやめる2つの方法について詳しく解説します。廃止するメリット・デメリットやおすすめのサービスなども紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なおNTTファイナンスでは、30種類以上の決済手段を提供できる「回収代行サービス」を提供しています。
現金集金を負担に感じている方や、多様な決済方法に関心のある方は下記のバナーをクリックのうえ、資料をダウンロードしてみてください。
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目次[非表示]
現金集金をやめる2つの方法
現金集金をやめる主な方法を、2つ紹介します。
方法1.顧客へ支払い方法変更の提案をする
現金集金をやめる方法として、顧客へ支払い方法の変更を提案することが挙げられます。
現金以外の主な支払い方法は下記のとおりです。
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各支払い方法のメリット・デメリットを表にまとめました。
集金方法 |
メリット |
デメリット |
請求書払い |
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銀行振込 |
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口座振替 |
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クレジットカード払い |
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コンビニ収納 |
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どの支払い方法が適しているかは企業や顧客によっても異なるため、ニーズに合った選択が大切です。
しかし、顧客側の都合や支払い習慣への抵抗に加え、各種支払い方法を適切に管理するには、自社内での業務が複雑化し、限界が生じることも考えられます。
さらに、請求漏れや未払い対応が発生すれば、追加のコストや人件費がかさむおそれも否めません。
こうした業務負担を軽減するためには、「集金業務を効率化するサービス・システムの導入」が有効です。詳しくは次の項で紹介します。
方法2.集金代行サービスを利用する
集金代行サービスとは、顧客からの代金回収を第三者に委託し、業務効率化と未払いリスクの軽減を図るサービスです。
集金代行サービスでできる例は下記のとおりです。ただしあくまでも例であり、詳細はサービスによって異なる点にご留意ください。
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集金業務には、集金のほかに「入金消込」や「未回収が発生した場合の督促」なども含まれるため、サービスの活用は未回収リスクの低減や担当者のストレス軽減にも役立ちます。
おすすめのサービスをすぐに知りたい方は「現金集金の廃止を助けるおすすめのサービス2選」をご覧ください。
現金集金をやめたほうが良い3つの理由
現金集金をやめたほうが良い理由は、主に3つあります。
それぞれ確認していきましょう。
理由1.現金集金は煩雑だから
現金集金をやめたほうが良い理由の一つに、業務の煩雑さが挙げられます。
現金集金では担当者が実際に現金を受け取り、入金の確認を行わなければなりません。誰にいくら請求し、いつ支払われたのかを管理するのは非常に手間のかかる作業です。
少人数であればまだしも、数十人や数百人規模の管理が求められる場合、担当者の負担はさらに大きくなります。
また、集金業務のための移動や入金作業の時間もかかり、他の業務に割く時間が減少することも考えられます。
これらを考慮すると、現金集金をやめたほうが良いといえるでしょう。
理由2.金額の不一致や横領などのリスクがあるから
現金集金は手作業で行われるため、金額の確認ミスや記録の誤りが発生しやすい傾向があります。
万が一、金額の不一致が発生すれば、確認や調整に多くの時間と労力が必要です。
さらに、受け取った現金の紛失や横領、盗難といったリスクも存在します。
現金を扱う以上、これらのリスクを完全に排除することは難しいため、現金集金は避けることが望ましいといえます。
理由3.キャッシュレス化が進んでいるから
世界的なキャッシュレス化の進展にともない、日本でも現金を使わない取引が主流になりつつある点も理由の一つです。
2023年にNIRA総合研究開発機構が実施したキャッシュレス決済実態調査によると、キャッシュレス決済の割合は2018年と比較して約20%増加していることがわかりました。
消費者もキャッシュレス決済に慣れてきており、特にクレジットカード・バーコード決済・タッチ決済の大幅な増加が、下表からも確認できます。
出典:NIRA 総合研究開発機構 (2023)「キャッシュレス決済実態調査 2023(速報)」
キャッシュレス決済をよく利用する顧客にとって、現金集金のために細かいお金を準備するのは煩わしく感じられることがあります。
こうした状況を考えると、現金集金から別の方法に切り替えることが適切といえるでしょう。
キャッシュレス決済の現状については下記の記事でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
【補足】企業の小口現金について
現金集金の廃止だけでなく、社内の小口現金の管理方法も見直すことが推奨されます。
小口現金は支出の透明性が低く、不正が発生しやすい課題があります。
また、担当者にかかる負担が大きく、経費精算に多くの時間を要することも見直しが求められる理由の一つです。
デジタル化やキャッシュレス対応を進めることで業務効率化や不正防止が期待できるため、小口現金は廃止するのが望ましいでしょう。
現金集金をやめる3つのメリット
本章では、現金集金をやめると得られる3つのメリットを解説します。
メリットを把握しておくことで、「現金集金から他の方法への切り替え」を顧客に提案する際の説得材料にもなります。
メリット1.担当者の負担を軽減できる
現金集金をやめることの大きなメリットとして、担当者の負担を軽減できる点が挙げられます。
現金を扱う集金業務は現金の受け渡しや計算、入金確認などの手間が多く管理が煩雑なため負担が大きい業務の一つです。
現金集金を廃止すればこれらの手間が省け、担当者は取引内容の分析や顧客対応といったより生産的な業務に集中できます。
メリット2.セキュリティ面を強化できる
セキュリティ面を強化できるのも、現金集金をやめるメリットの一つです。
現金は紙幣や硬貨を扱う性質上、盗難や不正のリスクがともないますが、現金集金を廃止すると現金を扱う場面がなくなり、セキュリティが向上します。
また、電子的な取引は履歴が自動記録されるため透明性が高まり、不正行為を抑止する効果も期待できます。
メリット3.顧客満足度を高められる
現金集金をやめることにより、顧客満足度の向上が期待できます。
NIRA 総合研究開発機構が2023年8月に実施した調査では、「支払時にできるだけキャッシュレス決済を利用したい」と回答している人は全体の72%を占め、10人に7人はキャッシュレス決済を希望していることが明らかになりました。
出典:NIRA 総合研究開発機構 (2023)「キャッシュレス決済実態調査 2023(速報)」
顧客の要望に応じた支払い方法を提供することで、スムーズな支払いが実現し、満足度向上につながります。
集金代行サービスの4つの選び方
集金代行サービスを選ぶ際の、主な4つの選び方を紹介します。
さまざまな集金代行サービスの中から自社に合ったものを選ぶためにも、選び方のポイントを押さえておきましょう。
選び方1.自社の業務効率化につながるか
集金代行サービスを選定する際には、サービスが自社の業務の効率化に適しているかを確認しましょう。
チェックすべきポイントとして、次のような点が挙げられます。
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集金代行サービスは、すべての業務を代行してくれるとは限りません。
そのため、どの業務を効率化したいのかを明確にし、目的に合ったサービスを選ぶことが大切です。
選び方2.サービス提供元は信頼・実績があるか
集金業務は企業のキャッシュフローに直結するため、信頼性の高いサービス提供元を選ぶことが不可欠です。
選定の際には、下記のような視点で確認しましょう。
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また、ユーザーレビューや口コミなど、既存顧客からの評判も重要な判断材料となります。
多角的な観点から情報を集め、サービス提供元の信頼性や実績を見極めましょう。
選び方3.顧客に合った決済手段があるか
集金代行サービスを選ぶ際、顧客のニーズに合っている決済手段が提供されているかどうかも重要なポイントです。
顧客が使いやすい支払い方法を提供することは、回収率の向上にもつながります。
主な支払い方法には次のようなものがあります。
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顧客が自分の都合に合わせて支払い方法を自由に選べる仕組みがあると、顧客満足度が向上します。
そのため、顧客の多様なニーズに応えられるようなサービスを選ぶのがおすすめです。
選び方4.サポート体制はどうか
サービス導入後のサポートが充実しているかどうかは、スムーズな運用に欠かせない要素です。特に、トラブル発生時の対応力は、サービス品質を図る大きな指標となります。
例えば、下記のようなチェックをして確認するのがおすすめです。
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また、過去のトラブル対応の事例が公開されていると、選定時の安心材料となります。
集金代行サービスの選び方については、次の記事でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
現金集金の廃止を助けるおすすめのサービス2選
現金以外の集金方法はそれぞれにメリット・デメリットがあり、また導入・運用時に一定の煩雑さが残ることは避けられません。
現金以外のあらゆる決済方法に自社で対応するためには、システム構築や管理に専門的な知識が求められるため、結果として業務負担が増えるリスクもあります。
そこでおすすめなのが、集金業務を代行してくれるサービスの導入です。ここでは、NTTファイナンスが提供する2つのサービスを紹介します。
サービス1.回収代行サービス
回収代行サービスは、顧客への請求業務を自動化するサービスです。入金データと請求データの照合を自動で行うため、手動での入金確認の手間が省けます。
また、30種類以上の決済手段を提供できる点が大きな特長です。顧客が選択できる主な支払い方法は、次のとおりです。
※電話料金合算とは、NTTグループの通信料金と一緒にご請求するお支払方法です。 |
顧客は自分に最適な決済手段を選べるため、顧客満足度の向上が期待できます。また、企業側は収納状況が管理画面上で簡単に確認できるので、入金状況を確認する手間が省けます。
オプションで、デジタル請求書・適格請求書配信サービスにも対応している「回収代行サービス」の詳細は、下記をクリックのうえダウンロードしてご覧ください。
サービス2.楽々クラウド決済サービス
楽々クラウド決済サービスは、請求金額の計算から回収までの自動化に加え、顧客管理が可能なクラウドサービスです。
事前に登録した顧客情報をもとに、毎月の請求額を自動で計算し、請求および回収を行います。加えて請求ごとの収納状況は一覧で確認できるため、入金確認の手間がかかりません。
さらに楽々クラウド決済サービスでは、下記のようにBtoB、BtoC向けの主要な決済手段を提供しています。
※電話料金合算とは、NTTグループの通信料金と一緒にご請求するお支払方法です。 |
万が一、口座振替ができていない場合には請求書を自動送付するため、未納のリスクを軽減できるのも特長です。
NTTグループの安心感も好評の「楽々クラウド決済サービス」の詳細資料は下記のバナーよりダウンロードのうえ、ご確認ください。
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現金集金をやめる際の3つの注意点と案内の例文
最後に、現金集金をやめる際の注意点を解説します。現金集金をやめる際に留意する点は下記のとおりです。
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現金集金は、顧客から受け取った現金をその場で資金として活用できますが、キャッシュレス化すると、現金が必要な際に金融機関へ行く手間が発生します。
また、現金集金以外の方法に切り替える際、導入や運用に金銭的・人的なコストがかかります。特に、現金払いを好む高齢者などの顧客層がいる場合は、切り替えによるメリットを丁寧に伝えて理解してもらうことが大切です。
現金集金からキャッシュレスへ移行する際の案内文の書き方を紹介するので、切り替えの際は参考にしてください。
件名:キャッシュレス決済への移行に関するお知らせ 拝啓 平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 1. キャッシュレス決済移行の背景
2.移行期間およびスケジュール
3.ご利用いただける決済方法
4.お手続きのお願い 5.お問い合わせ先 担当 窓口:〇〇部 〇〇(担当者名)
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案内文では、キャッシュレス化の背景やメリット・移行スケジュール・対応する決済方法について簡潔・丁寧に説明します。また、質問や不明点があれば気軽に問い合わせできるよう、連絡先も明記しておきましょう。
現金集金をやめて業務効率化を図ろう
現金集金はすぐに資金化できる反面、管理が煩雑であり、担当者の負担が大きくなってしまうデメリットがあります。
また、横領や盗難のリスクもあるため、できるだけ早く現金集金をやめて、キャッシュレスな集金方法に切り替えることを推奨します。
なかでもおすすめなのは、集金業務を代行してくれるサービスの導入です。顧客への請求業務や入金確認などを自動化でき、集金業務にかかる労力を大きく削減できます。
NTTファイナンスが提供する「楽々クラウド決済サービス」は、顧客情報を簡単に管理でき、利用料金等を登録することで、毎月の請求金額を自動計算し請求できるサービスです。
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