経理業務はなぜ難しい?担当者が悩む理由と難しさの解消に役立つ4つの方法

数字の正確さが求められる経理は、難しいといわれることも多い業務です。本記事では、経理が難しいといわれる4つの理由やその難しさを解消に役立つ方法をまとめました。
経理業務は専門知識や正確な処理が求められるため、ミスが発生することもあります。「正確に処理できるか不安」という方には、1分ほどでできる下記のチェックリストがおすすめです。業務ごとのよくあるミスやミスが起きた際の対処法、さらには個人でできる対策も紹介していますので、下記バナーをクリックのうえ資料をダウンロードしてチェックしてみてはいかがでしょうか。
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経理の仕事とは?基本的な業務内容をおさらい
経理業務とは、会社の活動を数字で表し、正しく記録・管理することです。日々発生する売上や経費の処理から、月ごとの給与計算、1年間の経営成果をまとめる決算まで、業務は多岐にわたります。
経理業務のサイクルは、大きく分けて3つです。
順番にみていきましょう。
1.日次業務|毎日発生するお金の動きを正確に管理する
日次業務とは、毎営業日に発生するお金の動きを記録・処理する業務で、主な内容は次の3つです。
金融機関の口座やレジなどの残高を確認し、入金・出金を記録する | |
伝票の起票 | 取引が発生するたびに内容を仕訳伝票に記録する |
経費精算 | 従業員が立て替えた交通費や接待費などの申請を受け付け、内容を確認して支払処理を行う |
2.月次業務|1ヵ月分の取引をまとめて整理する
月次業務とは、毎月一定のタイミングで発生する業務をいいます。月次業務は締め日や支払日が決まっているため、スケジュール管理が重要です。
3.年次業務|1年間の経営結果を確定する
年次業務とは、事業年度の終わりに発生する、規模の大きな業務です。税法や会計基準に沿った処理が求められるほか、提出期限が法律で定められているため、正確さとスケジュール管理のスキルがポイントになります。
年次決算 | 1年間の収益・費用・資産・負債などを集計し、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を作成する |
税務申告 | 決算の内容をもとに法人税・消費税などの税額を計算し、税務署へ申告・納税を行う |
年末調整 |
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このように、経理業務は日次・月次・年次という3つのサイクルが積み重なって成り立っています。それぞれの業務がどのタイミングで発生し、どのような流れで処理されるのかをまず把握し、経理業務を正確かつ効率的に進めましょう。
時期別の経理処理や効率化の方法については、下記の記事で紹介しています。参考にご覧ください。
「経理は難しい」といわれる4つの理由

「経理は難しい」といわれる主な理由は、下記の4つです。
経理業務が難しい理由は、担当者個人の能力以前に、経理業務の性質そのものに由来するところが大きいといえます。自身が感じる「経理の難しさ」がどこから来ているのか、チェックしてみましょう。
理由1.業務の全体像が把握しにくい
経理業務は日次・月次・年次と複数のサイクルが重なり合い、扱う業務の種類も多岐にわたるため、全体像が把握しにくいことが考えられます。例えば、下記のような問題が生じる場合があります。
- 日常業務に追われ、決算・財務諸表とのつながりが見えにくくなる
- 手順だけ覚えた状態では、イレギュラー対応で判断ミスが起きやすい
結果として、対応力の低下による処理の間違いから手戻りが発生しやすくなり、「経理は難しい」という意識が高まっていくのです。
理由2.アナログ作業が多く、ミスが発生しやすい
経理が難しいと感じる理由に、紙や手作業による入力が多くミスが発生しやすい環境にあることが挙げられます。考えられる負担は、下記のとおりです。
- 常にプレッシャーを抱えながらの業務になりやすい
- 二重チェックや差し戻しが増え、工数がかさむ
- 紙・Excelは検索性が低く、必要データの探索に時間がかかる
このように、「ミスが起こりやすい作業」と「ミスが許されない責任」が同時に存在していることが、経理特有の難しさを生み出している理由の一つです。
理由3.そもそもの業務量が多い
そもそもの業務量の多さも、経理が難しいと感じる理由の一つといえるでしょう。
経理業務は日次・月次・年次のサイクルで発生する業務に加え、突発的な対応も求められるため、常に処理すべき業務が積み重なりやすい環境です。例えば、下記のような状況になる場合が考えられます。
- 月末・月初や決算期は締め切り業務が一斉に集中する
- 通常業務との並行処理で、慢性的に時間的余裕が失われる
さらに経理部門は少人数で業務を回しているケースも多く、一人当たりの業務負担が大きくなりやすい傾向があります。業務量が多いにもかかわらず人手が限られている状況では、一つひとつの業務に十分な時間をかけられません。その結果、確認不足やミスにつながるリスクも高まってしまいます。
経理業務が忙しい理由や対策などを、下記の記事でも解説しています。個人と企業それぞれで取り組める方法についても紹介していますので、併せてご覧ください。
理由4.法改正への対応や専門知識が求められる
近年の大きな法改正への対応や専門知識が求められる点も、経理が難しいといわれる理由の一つです。経理に必要な専門知識は簿記だけにとどまりません。下記のように多岐にわたります。
必要な知識 | 主な内容 | 実務でやること |
簿記・会計 | 仕訳、決算、財務諸表の作成 |
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税法 | 法人税、消費税、源泉所得税 |
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会社法 | 株主総会、決済書類の作成・開示 |
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労働法・社会保険 | 給与計算、社会保険、年末調整 |
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電子帳簿保存法 | 電子による関連書類の保存 |
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インボイス制度 | 消費税の仕入税額控除 |
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こうした知識やスキルのアップデートが継続的に求められることも、担当者が経理の難しさを感じる一因といえます。
「経理は難しい」といわれる経理部門の3つの課題

本章では、「経理は難しい」といわれる経理部門の主な課題を3つ紹介します。
課題1. 業務の属人化
経理業務は専門知識が求められるがゆえ、経験豊富な特定の担当者に任せきりになる「属人化」が起こりやすいのが課題です。明確なマニュアルが存在せず、前任者のメモや記憶だけが頼りというケースも少なくありません。
この状態が続くと、誰が・何を・どう進めているかが共有されず、業務の内容が見えない「ブラックボックス化」へと進みやすくなります。
【属人化とブラックボックス化の違い】
※属人化を放置していると、ブラックボックス化が進んでしまう |
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課題2. 担当者の心理的負担
限られた人数で業務を担当せざるをえない環境では、「ミスなく処理しなければ」という責任感から、担当者の心理的な負担が大きくなりがちです。その結果、ミスを防ぐための確認作業が増え、二重・三重のチェックが常態化してしまいます。
確認作業が増えるほど業務時間は圧迫され、余裕がない焦りからミスを誘発するおそれもあります。
課題3. 慢性的な人手不足
慢性的な人手不足により少人数で膨大な業務をこなさざるを得ない環境では、人が足りないためにマニュアル整備や仕組みづくりは後回しになり、属人化が加速しかねません。
担当者一人当たりの負担が増加し、ますます「経理は難しい」と感じる悪循環が生まれてしまいます。
こうした状況を改善するヒントは、人を増やすことよりも、まず仕組みを整えることです。
次章では、その具体的なアプローチを4つ紹介します。
基礎知識を体系的に身につける方法として、実務に役立つ資格を学ぶのもおすすめです。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
「経理は難しい」の解消に役立つ4つの解決策

本章では「経理は難しい」と感じる要因を軽減するための、具体的な解決策を4つ紹介します。
解決策1. 業務を可視化する
まずは業務フローや手順を整理し、「誰が・何を・どの順番で行うのか」を明確にしてみましょう。
業務を可視化すると、処理の目的や前後関係が理解しやすくなるため、判断に迷いにくくなります。結果として、経理業務に対する不安や難しさの軽減に役立ちます。
【可視化を進める手順の例】
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判断に迷うポイントをあらかじめルールとして定めておけば、個人の経験や勘に頼らず誰でも同じ精度で業務を進めやすくなるのもメリットです。
なお、当サイトでは、業務の可視化についての資料を無料で配布しています。6つの月次処理の可視化について、詳細が気になる方は下記のバナーをクリックのうえ資料をダウンロードしてご確認ください。
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解決策2. ペーパーレス化を推進する
ペーパーレス化でデータを一元管理すると、転記・二重入力の工程がなくなり、ミスの発生源を減らしながら作業負担の軽減にも役立ちます。
ペーパーレスを推進してデータ化すれば、紙やExcelでの管理に比べて情報を検索しやすくなるのもメリットです。必要な情報にすぐアクセスできるため、業務のスピードと正確性の向上にも期待できます。
ペーパーレス化を進める際のポイントは、下記のとおりです。
【ペーパーレス化の進め方のポイント】
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なお、当サイトでは、請求書のペーパーレス化について詳しい進め方や注意点を解説した資料を無料で配布しています。請求書のペーパーレスを推進したい方は、下記のバナーをクリックのうえ資料をダウンロードしてご覧ください。
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解決策3. システムで自動化する
会計ソフトや経費精算システムを活用すれば、仕訳の自動入力・口座との自動連携・給与計算の自動化など、手作業で実施していた業務の大幅な削減を支援します。
繁忙期に業務が集中してもシステムが処理を肩代わりするため、担当者が手作業に追われにくく、入金照合作業などの負荷軽減に役立ちます。
例えば、NTTファイナンスの回収代行サービスは、請求情報をご準備いただくだけで、NTTファイナンスが代わりにエンドユーザーへ請求するサービスです。
一般的な請求システムでは「請求書の発行にとどまる」こともありますが、本サービスは入金の有無をエンドユーザー単位で自動判別し、消込まで反映できるのが特長です。そのため、日々の入金照合作業の負荷軽減に役立ちます。
その他の特長は下記のとおりです。
【回収代行サービスの特長・対応範囲】
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入金状況の確認から月末の締め日に集中しがちな入金消込まで、負担軽減をサポートする回収代行サービスの詳細は、下記のバナーをクリックのうえ資料をダウンロードしてご覧ください。
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解決策4. 経理をアウトソーシングする
日々の経理業務で忙しいなか、インボイス制度など法改正や専門知識のアップデートを自力で学び、対応し続けるのは現実的ではありません。こうした対応を社内だけで担うことに限界を感じている場合は、税理士事務所や経理アウトソーシングサービスへの外部委託も有効な選択肢といえます。
法改正への対応や専門的な判断を外部の専門家に任せることで、担当者が日常業務に集中できる環境を整えやすくなるからです。
なおNTTファイナンスでは、豊富な経験をもつプロのコンサルタントがデータを分析し、業務の見直しについて最適な提案を行う「経理業務改善コンサルティングサービス」を提供しています。
【コンサルティングサービスの3つの特長】
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難しいといわれる経理業務の改革を実現すべく、業務棚卸・可視化、標準化、効率化の3ステップで経理業務のお悩みの解決へ向けた支援を行います。
NTTファイナンスの「経理業務コンサルティングサービス」の詳細は、下記のバナーをクリックのうえサービス資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
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仕組みを見直して「経理の難しさ」を軽減しよう

【本記事のまとめ】
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経理業務の難しさは、従来のやり方が時代のスピードに追いついていないことが原因の一つといえます。とはいえ、自社の限られたリソースだけで仕組みづくりを進めるには限界があります。
そこで人手や専門知識の不足を補う方法として、システムの導入やプロの力を借りた仕組みづくりを検討し、経理業務を効率化して負担を軽減するのがおすすめです。
当サイトでは、まず何から着手すべきかお悩みの方に「経理業務の課題を明確化するチェックリスト」を無料で配布しています。経理業務の負担度を診断できるチェックリストや、診断結果に応じた業務負担の軽減方法などを解説していますので、下記のバナーをクリックのうえ資料をダウンロードしてご活用ください。
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